中国支部賞
「地盤と建設」論文賞 ・「地盤と建設」論文奨励賞
論文報告集「地盤と建設」の投稿区分「論文報告」に掲載された論文を対象とし、地盤工学に関する学術の進展に顕著な貢献をしたと認められる論文の著者に授与する。
「地盤と建設」論文賞
年度 | 受賞論文 | 受賞者 |
R4 | パイルスラブ式盛土におけるジオテキスタイル土のう模型に対する振動台実験 |
藤井公博(ジェイアール西日本コンサルタンツ㈱),鈴木素之(山口大学),近藤政弘(ジェイアール西日本コンサルタンツ㈱),小島謙一((公財)鉄道総合技術研究所)
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R3 | クリンカアッシュと自然土混合試料の圧密及びせん断特性 | 吉本憲正(山口大学), 中下明文, 大本尚樹(中国高圧コンクリート工業㈱) |
R2 | カオリンクレー懸濁液の注入特性と移動特性に与える要因の検討 |
高橋啓介,小松 満,岩田 徹(岡山大学), 瀧本弘治(山陽クレー工業㈱),柴原 晃(㈱フソウ中国支社) |
R1 | 単孔を利用した透水試験方法の非定常法における直線勾配法の解釈に関する検討 | 小松 満,中本 萌(岡山大学) |
H30 | 港湾における土砂処分場の設計方法に関する考察 | 土田 孝(広島大学),奥名孝行,君島伸治(中国地方整備),片桐雅明(日建設計シビル㈱) |
H29 | カンボジア・アンコール遺跡の石積構造物基礎の支持力特性に関する一考察 | 橋本涼太(広島大学),小山倫史(関西大学),菊本統(横浜国立大学),三村 衛(京都大学) |
粒子フィルタによる沈下量の確率分布推定と信頼性解析 | 珠玖隆行(岡山大学),吉田郁政(東京都市大学) | |
H28 | 地震時に地滑りを起こす層理面の静的および動的リングせん断特性 | 鈴木素之,井上優朋,Nguyen Van HAI(山口大学) |
H27 | メタンハイドレートを含む砂の力学特性に及ぼす細粒分の影響 | 中島晃司,兵動正幸,吉本憲正,中田幸男(山口大学) |
H26 | 混合初期におけるセメント固化処理土の強度発現特性に関する実験的研究 | 脇岡宏行,姜 庚吾,土田 孝(広島大学) |
H25 | 2011年東北地方太平洋沖地震における宮城県井土浦での強振動および地盤沈下量の推定 | 秦 吉弥,常田賢一,谷本隆介(大阪大学) |
H24 | 該当なし | |
H23 | 浅層帯水層への気体注入及びその移動現象に関する研究 | 小松 満(岡山大学), 藤田知大(清水建設㈱), 榊 利博 (コロラド鉱山大学) |
H22 | 平成21年7月中国・九州北部豪雨における防府地域の斜面崩壊形状とその特徴 | 阪口和之(アジア航測㈱) |
H21 | 港湾施設基礎の薬液浸透注入による耐震強化に関する模型実験 | 千田尚史、土田 孝(広島大学)、西田芳浩(中電技術コンサルタント㈱)、鬼童 孝(九州地方整備局)、鶴ヶ崎和博(東洋建設㈱) |
H20 | 案件なし | |
H19 | 深海底地盤を模擬したガスハイドレート堆積砂の三軸圧縮特性 | 米田 純、兵動正幸、中田幸男、吉本憲正(山口大学)、海老沼孝郎(産業技術総合研究所) |
真空圧密工法で改良された浚渫埋立地盤の変形とその解析 | 水野健太、土田 孝(広島大学)、新舎 博(五洋建設㈱) | |
H18 | 苫田鞍部ダム(CFRD)の浸透/漏水と外部変形に関する安全管理 | 山口嘉一、小堀俊秀(独)土木研究所)、本多卓志、吉持淳栄(中国地方整備局) |
「地盤と建設」論文奨励賞
論文報告集「地盤と建設」の投稿区分「論文報告」に掲載された論文を対象とし、上記の「地盤と建設」論文賞の受賞者以外で、地盤工学に関する学術の進展に顕著な貢献をしたと認められる若手の論文著者(第一著者が論文募集締切時に35歳以下の者)に授与する。
年度 | 受賞論文 | 受賞者 |
R4 | カラム通水実験における単層および二層地盤の細粒分排出挙動 |
髙野 翔太(山口大学) (共著:鈴木素之、石丸太一、小森朝陽) |
R1 | 一次養生後に攪乱・再養生した製鋼スラグ混合土の強度発現特性 |
Arlyn Aristo Cikmit(広島大学) (共著:土田孝,白神拓也,橋本涼太,嘉屋健二,水谷亨二) |
関門層群における強風化安山岩のスレーキング特性および切土斜面表層の脆弱化に関する検討 |
神谷 知佳(山口大学) (共著:鈴木素之,太田岳洋,河内義文) |
「地盤工学セミナー」報告賞
「地盤工学セミナー」報告会におけるポスター発表の中から特に優秀とみなされるものを対象とし、発表者に授与する。ただし、セミナー報告の内容のポスター 発表も対象とする。
令和元年度より、最も得点の高いものを「最優秀報告賞」,次点ならびに次々点のものを「優秀報告賞」とする。(同点がある場合は表彰委員会の審議によって授与件数を決定する)
「地盤工学セミナー」報告賞
年度 | 受賞タイトル | 受賞者 |
R4 |
最優秀報告賞 海水環境下における製鋼スラグ混合土の長期耐久性に関する研究 |
大槙望未,畠俊郎(広島大学) |
最優秀報告賞 LPデータを用いた土石流危険個所の抽出事例
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田中晋也,金子雅博(西日本高速道路エンジニアリング中国㈱) | |
R3 |
最優秀報告賞 地上レーザ測量と 3D モデル化と 3D プリンターによる活用事例 |
小谷拓弥, 金子雅博(西日本高速道路エンジニアリング中国㈱) |
優秀報告賞 トンネル地質調査における電気探査を活用した花崗岩地帯の断層抽出事例 |
西岡克知圭, 今西将文(㈱ウエスコ) | |
R1 |
最優秀報告賞 調査ロボットによる地中構造物の探査に関する研究報告 |
世良菜美,岡本淳二,角森尚志(西日本高速道路エンジニアリング中国㈱) |
優秀報告賞 平成30年7月豪雨における広島県内の分別土の土質特性 |
遠藤宏朗,吉本憲正,中田幸男(山口大学) | |
優秀報告賞 浸透流解析による盛土斜面安定性評価の事例報告 |
平井健太,秦 二朗,川波敏博(西日本高速道路エンジニアリング中国㈱) | |
優秀報告賞 LP・UAV・iPadを活用した落石調査事例 |
伊達裕樹,吉原勝治,宮田真考(㈱ウエスコ島根支社) | |
H30 | 航空レーザ測量を用いた地すべり性崩壊地の斜面変動に関する考察 | 三谷康博,安藤秀一,武内 周,藤原身江子(㈱ウエスコ) |
iPadを利用した地下水流水音の見える化 | 田山良一,伊達裕樹(㈱ウエスコ島根支社) | |
UAVによる老朽モルタル吹付法面の調査事例 | 久木一磨,安藤秀一,服部満博,草加大輝(㈱ウエスコ) | |
ふとんかご工の崩壊発生の原因と今後の課題 | 岸 功秦,藤田尚徳,森岡昭二(西日本高速道路エンジニアリング中国㈱) | |
H29 | 機械学習による傾斜計計測結果評価方法に関する検討 | 安住 晴,中村公一(鳥取大学) |
平成26年広島豪雨災害で発生した土石流源頭に対する地形解析 | 猪俣陽平,中田幸男(山口大学) | |
地震を直接誘因とした切土のり面災害に関する考察 |
有本行秀,佐々木啓之,下野宗彦(西日本高速道路エンジニアリング中国㈱),中田幸男(山口大学) | |
H28 |
LPを用いた微地形の効果的な表現方法 | 平松浩三,伊達裕樹,今西将文(㈱ウエスコ) |
航空レーザー測量成果と現地状況の比較 | 濱田展寿,平川 武,宮下征志,井上 真,藤原身江子(㈱ウエスコ) | |
無線GPSセンサとNEXCO無線LANを活用した斜面災害検知技術の検討 | 濱沖俊史,村上豊和(西日本高速道路㈱),櫻谷慶治(大阪大学),中本昌希(西日本高速道路エンジニアリング中国㈱) | |
H27 |
2014年8月広島豪雨災害におけるリニアメントに着目した土石流発生メカニズムの推定 | 濱沖俊史,中本昌希(西日本高速道路エンジニアリング中国㈱), 中田幸男(山口大学) |
津波堆積物調査における簡易サンプリング方法 | 藤村 尚(山陰津波堆積物調査研究会),伊達裕樹(㈱ウエスコ鳥取支社),舞立剛志(㈱アサヒコンサルタント),伊藤 徹(サンイン技術コンサルタント㈱) | |
広島市安佐南区および安佐北区の土石流発生頻度 | 鈴木素之,楮原京子(山口大学),松木宏彰,小笠原洋,松原輝明(復建調査設計㈱),阪口和之(アジア航測㈱) | |
H26 | 固定レーザーを用いた海蝕洞の調査事例 ~山陰海岸ジオパーク最大級の洞窟「龍神洞」~ |
西岡克知圭,伊達裕樹,今西将文,川崎 大(㈱ウエスコ鳥取支社) |
メタンハイドレート胚胎砂の力学特性の解明 | 西村 顕,田平一平,兵動正幸,吉本憲正,中田幸男(山口大学大学院) | |
航空レーザー測量による三次元地形データを活用した斜面崩壊リスクの抽出 | 安藤秀一,岡﨑皓介,濱田展寿,平川 武(㈱ウエスコ) | |
H25 | 目で見て手で触って知る度圧模型実験 | 藤井俊逸,齊藤龍太,田邑卓也,平 宜起(㈱藤井基礎設計事務所) |
固定レーザーを用いた岩盤調査事例 | 田山良一,井上 真,津村拓美,福井和彦(㈱ウエスコ) | |
H24 | 模型実験で有効応力を実感しよう! | 藤井俊逸,齊藤龍太(㈱藤井基礎設計事務所) |
標準貫入試験結果と地質特性の特異性 | 居石和昭(山口大学大学院),下野宗彦(NEXCOエンジニアリング中国㈱),中田幸男(山口大学大学院) | |
H23 | すべり面形状と土塊移動の関係をイメージする模型実験 | 藤井俊逸,藤井 勇,齊藤龍太(㈱藤井基礎設計事務所) |
GPS等計測センサによるのり面動態観測で捉えた切土のり面崩壊メカニズムの一考察について | 濱沖俊史,村上豊和,下野宗彦 (NEXCOエンジニアリング中国㈱) | |
H22 | 土のうの力学的効果の模型実験 | 藤井俊逸,齋藤龍太 (㈱藤井基礎設計事務所) |
粒子法を用いた斜面崩壊到達距離の推定の試み | 川口将季,小村尚史,加納誠二, 陸田秀実(広島大学) | |
H21 | 実用的な不飽和土の三軸圧縮試験装置の開発 | 川﨑 元(㈱大本組) |
GPサンプリング~水溶性ポリマーの濃厚溶液による乱さない試料の採取方法 | 久賀真一,長谷川勝喜,赤坂幸洋(基礎地盤コンサルタンツ㈱) | |
間隙水圧測定を伴う動的貫入試験装置 (PDC)による堤防耐震調査事例 |
澤田俊一,上熊秀保(応用地質㈱) | |
H20 | バイオグラウトによる地盤改良に関する基礎的研究 | 清田佳奈,村上 章(岡山大学) |
繰返し水圧変動場における砂層表面からの細粒分の流出に関する研究 | 松井章弘,土田 孝(広島大学),浅海綾一 (清水建設㈱) | |
送水トンネル崩落事故にともなう事故原因究明と送水トンネル維持管理 | 來山尚義(復建調査設計㈱),広島県企業局 | |
大阪層群の土の骨格構造と間隙率に関する一考察 | 磯野陽子(エイトコンサルタント㈱) | |
H19 | 模型を使った土の力学(一般の人にも知ってもらおう!) | 藤井俊逸,石倉敏幸(㈱藤井基礎設計事務所) |
画像解析による地盤の飽和度測定法の開発とその適用 | 吉本憲正,オレンセ ロランド,兵動正幸(山口大学) | |
H18 | 光ファイバによる河川堤防内間隙水圧等のモニタリングに関する研究 | 西垣 誠,小松 満,春名充明(岡山大学),武分信一(NTTインフラネット㈱), 浦上将人(中国地方整備局) |
技術賞
技術賞は、中国地方で活用された技術あるいは実施された事業のうち、地盤工学的観点から技術的に高度なものを対象とし、原則として団体に授与する。
技術賞
年度 | 受賞タイトル | 受賞者 |
R3 | 豪雨時土砂災害避難体験VRの開発と防災教育への適用 |
広島大学防災・減災研究センター (橋本涼太研究室,内田龍彦研究室,土田孝研究室) 東広島市消防局 株式会社理経 |
アンカー荷重計の補修再生技術 | 西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社 | |
R2 | ジオスライサーによる地盤災害履歴調査 |
復建調査設計株式会社 山口大学工学部 鈴木素之研究室 山口大学教育学部 楮原京子研究室 |
R1 | 脆弱な強風化花崗岩の地山における直上の住宅・インフラ施設への影響と地盤沈下・振動等の環境に配慮した山岳トンネルの設計と施工 | 中国地方整備局広島国道事務所 株式会社奥村組 西松建設株式会社 |
H30 | 再滑動型地すべりを対象としたすべり面と残留強度の把握および斜面安定解析結果 | 西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社 山口大学大学院創成科学研究科 鈴木素之研究室 宮崎大学工学部社会環境システム工学科 神山惇研究室 |
H29 | 中間土層の海底地盤に対する一軸圧縮強度と三軸圧縮強度の併用による強度決定法を適用した設計と施工 | 中国地方整備局広島港湾空港技術調査事務所 中国地方整備局境港湾・空港整備事務所 広島大学大学院工学研究科 地盤工学研究室 中電技術コンサルタント株式会社 |
H28 | 再生地盤材料による底質環境改善技術の福山内港における適用と効果の実証 |
広島県東部建設事務所 |
H21 | 広島空港高カテゴリー化整備事業に係る電波高度計用地(大規模人工地盤)の整備 |
広島県土木局空港港湾部 大阪航空局広島空港事務所 中国地方整備局広島港湾空港技術調査事務所 中国地方整備局広島港湾・空港整備事務所 |
H20 | メリケンムグラを用いたダム湛水池内の環境保全のための緑化工法開発 | 湛水面緑化研究会 山口大学工学部社会建設工学科山本研究室 九州産業大学工学部内田研究室 |
H19 | 送水トンネル崩落事故にともなう事故原因究明と送水トンネル維持管理に関する技術 | 広島県公営企業部 復建調査設計株式会社 |
新帝釈川発電所圧力導水路トンネル | 中国電力株式会社 | |
一級河川千代川河川災害復旧工事(16年災37号)(市瀬河川トンネル工) | 鳥取県・鳥取県市瀬地区土砂崩落調査委員会 (株)熊谷組・山陰建設(株)特定建設工事共同企業体 (株)建設技術研究所 |
技術賞 募集要領
令和6年度地盤工学会中国支部技術賞の公募および推薦について
令和6年度地盤工学会中国支部技術賞の候補業績を下記の要領によって公募致します.下記募集要領を
ご参照の上,候補となる事業がもれることのないように,ご応募またはご推薦方お願い致します.
なお,推薦は地盤工学会中国支部の各地域幹事を通じてご推薦いただきますようお願い申し上げます.
-地盤工学会中国支部技術賞候補募集要領-
中国地方で活用された技術あるいは実施された地盤工学にかかわる事業のうち,技術的に高度なものを対象として表彰します.なお,受賞は原則として団体とします.
- 表彰対象 : 令和4年(2022年)1月1日から令和6年(2024年)12月31日までに中国地方で活用あるい は実施された事業
- 推薦(応募)の方法 : 会員自らの応募(自己推薦)もしくは地域幹事による推薦
- 審査 : 審査は中国支部表彰委員会において,審査細則に基づき実施
- 発表 : 受賞者および推薦者に,令和6年3月末をめどに通知する予定
- 表彰 : 令和7年度中国支部総会において行い,受賞者に賞状,記念品を贈呈
- 推薦締切日 : 令和7年1月10日 (金) 17時30分
- 提出書類 : ①推薦書 (様式あり(ダウンロードあり)) ②その他の説明資料(様式なし)
- 提出方法 : 電子データ(メールまたは郵送にてデータをお送りください)
- 提出先 :info☆jgschugoku.jp(☆を@に変えてお送りください)
※その他の説明資料についての形式は問いません.ただし,技術の内容を説明したパンフレット等だけでなく,技術の新規性,有用性,信頼性,完成度が評価できる資料で対外的に公表されているもの(学会の論文あるいは講演梗概など.投稿中の論文・報告でも査読が終了し掲載が決定していれば公表とみなす.)があれば添付してください.
技術賞推薦(応募)書 ( 29 KB ) |